
12月31日公開
選んだカンヌも大胆なパルムドール受賞作。
フランスのジュリア・デュクルノー監督作。カンヌ国際映画祭最高賞受賞者としては、ジェーン・カンピオン監督に続いて2人目の女性監督となった。
車との子を妊娠した女性が主人公。こう書くと、何それ?車と?どうやって?疑問だらけになりそうだが、そういうものとしてしまう映像と展開になっている。
さらに、主人公はシリアルキラーでもある。そして、行方不明の息子になりすまして、カリスマ的な男に庇護されるが、彼女を息子として受け入れる男もまた病んでいる。
訳がわからないストーリーのようで、しっかり着地して終わるのがお見事。