5月17日公開予定 ベネチア映画祭で4冠を得たルナ・カームーン長編監督デビュー作。
1984年のロンドンで、ゴミ箱をあさる母と7歳の娘。母が拾ったキラキラしたものを、プレゼントされた娘は幸せだ。
だが、2人の世界が作り上げられている家は、客観的にはゴミ屋敷だ。母親にはメンタルの問題がある。
それから10年ほど経ち、娘は里親に育てられている。そこで同じように育てられ、今は独立して暮らす青年との出会いが、娘に過去への扉を開けさせる。初映画出演となる娘役のサウラ・ライトフット=レオンが、目をそらせない緊迫感ある演技を見せる。
幼少期が大人になった時にどう影響してくるのか、ショッキングだが、細部のリアリティに支えられ、説得力がある。監督にとっても主演女優にとっても見事なデビュー。
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