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The Shape of Water
2月9日公開

魚と人の恋物語が堂々アカデミー賞13部門ノミネート！

ギレルモ・デル・トロ監督のモンスター愛ここに極まれり。モンスター映画の古典ともいうべき半魚人を、恋物語にしてしまった。

なんと、半魚人がヒロインと恋に落ちるのだ。変態的？いえ、とんでもない、それどころか非常に美しいラブストーリー、水中シーンなんて、もう、とろけそう。

それを無理なく見せるための苦心が、そのまま、今回のアカデミー賞最多ノミネートに繋がった。

ヒロイン(サリー・ホーキンス)には言葉を発せないという障害があり、同じく人間の言葉を発せない半魚人と心を通じ合わせることができる。

ビジュアル上でも、半魚人は細マッチョでヒロインと並んでも違和感はない。最大の悪役となるマイケル・シャノン演じるサドな権威者はじめ、人間の男達が半魚人を引き立てる。確信犯なデル・トロ監督が愉快。