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The Duke of Burgundy 2月20日公開
エロティックでアーティスティック。それにも増して素晴らしいのがユーモラスなこと。
エロティックな映画も、アーティスティックな映画も、息をつめて見るふうになって、うっかりすると死んでしまいますが、この映画は大丈夫。笑わせてくれるので息がしやすい。
笑いで損なわれることのない、余裕あるエロティック、アーティスティック。どっしりと風格ある美しい屋敷の中で、主人と召使のゲームに昂じる美しい女性2人。それに彩を添えるのが、これまた美しく描かれる虫たちというめくるめく倒錯の世界。
それが上滑りにはならない。やっていることは極端でも、愛における弱者と強者、また、愛のはかなさという普遍的な物語として収束していくのがお見事。
監督は、さえまくった美的感覚を『ビョーク/バイオフィリア・ライブ』でもあますところなく見せたピーター・ ストリックランド。これから注目すべき監督の1人です。