公式サイトhttp://www.stevejobsmovie.co.uk/
Steve Jobs 11月13日公開
楽屋裏をスペクタクルとして成り立たせてしまうのがダニー・ボイル監督ならでは。
スティーブ・ジョブズ役のマイケル・ファスベンダーがしゃべり倒します。なにしろ、新作発表の楽屋でののしりあう場面がほとんど。並みの監督が作ったら、おそろしく退屈な映画になるでしょうが、ちゃんとエンターティメントしてくれるのが、さすがのオスカー受賞監督ボイル。
こちらもオスカー受賞脚本家アーロン・ソーキンは、あえて時系列にそったジョブズ伝にはせず、ジョブズの今に絡め、生い立ちや家族関係が浮かぶ逸話を差し挟み、スピード感を損なわない。それでいて、観終わった時にはジョブズについてのおおまかなところがわかっているという具合。
マイケル・ファスベンダーもいつかはオスカーを獲得する俳優と思いますが、というかHunger(ハンガー)でとってもよかったはずと思ってますが、いよいよこれでとるか、それともまたの機会となるか。台詞量で決まるものなら、ぶっちぎりなんだけど。