4月14日公開 レア・セドゥの魅力が光るミア・ハンセン=ラブ監督作。
セドゥが演じるのはシングルマザーのサンドラ。
夫を亡くし、通訳をしながら、5歳の娘リン(カミーユ・ルバン・マルタン)を育て、父ゲオルグ(パルカル・グレゴリー)を見舞う。そんなサンドラが、昔の友人クレマン(メルヴィル・プポー)と出会うことから展開する物語。
妻子あるクレマンと恋仲になってしまうのだが、ハンセン=ラブ監督はサンドラの生活をしっかりと描くことで、その恋がサンドラにとってどれだけ大きい支えとなるかもわからせる。簡単に不倫のレッテルを張り、ジャッジする気にはなれない。
中でも、知の人であったゲオルグが、記憶を無くしていく姿が大きい。ゲオルグが暮らしていけるような施設への転居などにも関わっていくサンドラだ。
恋愛一辺倒の物語にはしなかったところで、甘みもあれば、苦みもある人生を感じさせる。
公式サイトhttps://tickets.onefinemorningmovie.com/
過去のご紹介映画はこちらから