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Mr.Turner

October 28, 2014 - Film of the month
Mr.Turner

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Mr.Turner 10月31日公開

J.M.W.ターナーと言えば、当時も今もイギリス最高の画家。ターナー賞なんて、名前を冠された権威ある賞だってあります。認められすぎてて、かえって興味が持てなかったのですが、こんなに複雑な人だったとは!

ターナーを演じるのはティモシー・スポール。『ハリポタ』のワームテールとしてお馴染みですが、『人生は、時々晴れ』主演はじめ、たくさんのマイク・リー監督作に登場しているリー組です。ターナーの自画像を見ると、顔立ちとか似ていないと思うのですが、さすがリー監督の目に狂い無し。この映画はスポールの代表作となるでしょう。

ターナーは、自他共に認める、ものすごいエネルギーで絵を描きます。誰にも負けないという自負もあるのでしょう。不遜と思えるくらい自信満々、他の画家の絵を鼻で笑ったり。一方で押し黙ってしまう場面も多い。ターナーは“光の画家”の異名をとるほど、たくみに光を描きました。でも、光主体で描いたせいで物の形がおぼろげになっていると思っていた絵は、晩年の作で、単に目が見えていなかったのでした。それを嘲けられた場を静かに去っていく場面もあれば、ヒステリックにののしる女性に反論もせずにいる場面も。

女性たちとの関係が、また興味深い。いつも子連れでキーキー文句言ってる女性も、正妻ではなく愛人。ターナーは生涯独身で、なんだか手近で用を済ます感じで女性とくっついたり離れたり。女性陣も、リー監督の前作『家族の庭』主演のレスリー・マンヴィルはじめ、リー組ズラリでいい味出してます。中でも、手荒な扱いされて、気の毒に思える女性が、ターナーを慕っていたとわかる最後が泣かせます。リー監督は女性を描くのが上手い。男性が主役の映画でも、添え物ではない、それぞれにキャラクターのある女性として、描かれています。

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