公式サイト
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Can You Ever Forgive Me?
2月1日公開
リー・イスラエルの同名自伝をマリエル・ヘラー監督が映画化。犯罪に手を染めていった作家の独白が、可笑しくて哀しいコメディーに。
リーをー演じるのはメリッサ・マッカーシー。コメディー女優としてお馴染みだが、ここでは何とも言えない悲哀をも感じさせる。アカデミー賞主演女優賞のノミネートが発表されたところだ。
そして、相棒となるジャックを演じるのがリチャード・E・グラント。イギリスのカルト映画Withnail and I だけでも名を残すであろう俳優だが、大きい役から小さい役まで様々こなす。こちらもアカデミー賞助演男優賞ノミネート。
男女の犯罪コンビだが、かたや落ち目のレズビアン作家、かたやゲイの酔っ払い、恋仲になる心配はない。このコンビの関係性がまたいい。ニコール・ホロフセナー、ジェフ・ウィッティが脚色賞にもノミネート。
リーの書く有名人の偽手紙を本物に見せかけ売りさばくインチキ稼業は上手く回っていきそうにも思えたが…
手紙を買ってくれる業者の中に、商売を越えて親密になっていく人もいる。結果的に、そういう人ほど、こっぴどく裏切っていることになる。『いつか私を許してくれる?』味わい深いタイトルだ。