
1月9日公開予定 生身のウィリアム・シェイクスピアとその妻
マギー・オファーレルの同名ベストセラー小説を、クロエ・ジャオ監督がジェシー・バックリーとポール・メスカルをメインキャラクターに迎えて映画化。
アカデミー賞受賞監督に、今イギリスのトップを走る2人の俳優という冒頭の面子で不足なら、製作総指揮にスティーブン・スピルバーグとサム・メンデスまでいると加えたら、秀作の予感が強まるだろうか。間違いなく映画賞レースで目玉となるであろう1本だ。
11歳で亡くなったシェイクスピアの息子ハムネットと、シェイクスピアの代表作ハムレットをリンクさせる本作。まだ無名の青年であったシェイクスピアと妻との出会いから、家庭を築き、三子を得るも、一人息子ハムネットを失うまでを描く。
そこからハムレットに繋げていく説得力がもの凄い。個人としてのシェイクスピアと家族の悲劇、それがシェイクスピア劇の強い力に転じていく様は、圧巻。
自然をキャラクターに取り込むのが上手いジャオ監督による妻像は、野生の匂いのする、スピリチュアルな女性になっていて、悲しみ、喜びを全身で表現するバックリーの力強さが際立つ。主演女優賞ものだ。
公式サイトhttps://www.universalpictures.co.uk/micro/hamnet
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